北朝鮮、ミサイル発射せず 米韓牽制カードで残すか
北朝鮮は、朝鮮労働党の創建70年を祝う大規模な軍事パレードを行いました。北朝鮮が今回の式典に合わせて発射を示唆していた事実上の弾道ミサイル。今のところ、発射は見送られていますが、どのような背景があったのでしょうか。
(川崎浩司記者報告)
今回の朝鮮労働党の創建70年の記念式典にあたっては、中国の習近平国家主席も祝電を送っています。中国としては、北朝鮮との友好関係を堅持していく姿勢を示し、北朝鮮側がそうした中国の態度に対して配慮した可能性があります。また、アメリカの北朝鮮研究チームの分析によりますと、今月中に事実上のミサイルが発射される可能性は低まったとしています。ただ、この祝賀行事が終わっても、今後、アメリカや韓国を牽制(けんせい)する外交のカードとして事実上のミサイル発射の可能性は残されています。
最終更新:10月10日(土)17時35分テレ朝 news
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